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高級ホテルのように寝室をコーディネートするためのポイント

公開日:2022.1.19 / 最終更新日:2023.4.11

インテリアにこだわりのある方のなかには、高級ホテルのようなラグジュアリーな寝室に憧れのある方も多いのではないでしょうか。
寝室は、基本的にはお客様には見せないからこそ、インテリアにこだわることで自分の理想の部屋を作ることができます。

そこで本記事では、ホテルのような高級感のある寝室を作るためのポイントをコーディネート例とともに紹介します。

ホテルライクなお部屋に憧れている方はぜひご覧ください。

ホテルのような高級感のある寝室の作り方

ホテルのような高級感のある寝室をコーディネートするには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
ここからは、ホテルライクな寝室をコーディネートするために押さえておきたい8つのポイントを一つずつ紹介していきます。

シンメトリーを意識してレイアウトする

1つ目のポイントは、シンメトリー、つまり左右対称のレイアウトを意識するということです。
ベッドを中心に配置し、サイドテーブルやランプなどの小物を左右に配置しましょう。

なぜシンメトリーのレイアウトが大切なのかというと、心理学では「シンメトリーには安心感を与える効果がある」と考えられているためです。
これをシンメトリー効果と呼び、人間の心理は左右対称のものをみたときに誠実さや美しさを感じ、安心感を得るとされています。

高級ホテルのもつ美しさや安心感を再現するためにも、寝室のレイアウトはシンメトリーを意識するとよいでしょう。

関連記事>>高級感のある部屋づくりの4つのポイントとレイアウト例

高級感のあるベッドフレームを選ぶ

2つ目のポイントは、高級感を感じさせるベッドフレームをコーディネートするということです。

「高級感を感じさせるベッドフレーム」というと、ラグジュアリーな装飾の施されたものをイメージする方も多いかもしれません。
もちろん、そのようなものを選んでも十分に高級感を感じさせることはできるのですが、比較的シンプルなデザインを好まれる方もいらっしゃることでしょう。
もちろん、シンプルなデザインであっても高級感のあるベッドフレームはあります。

たとえば、上質な木材を使っている、木目調のものや、レザーを使っているものであればシンプルなデザインながらも高級感を感じさせられます。

シンプルなデザインのベッドフレームを選ぶときは、暗い色を選ぶように意識しましょう。
色が人間の心理に与える作用にはさまざまなものがあり、暗い色や濁った色のほうが人は高級感を連想しやすいとされています。

そのため、木目調のベッドフレームであれば白っぽい木目よりも、暗いブラウンの木目がおすすめです。
レザーや布を使っているベッドフレームの場合も同様に、暗いブラウンや黒を選ぶとよいでしょう。

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ラグをコーディネートする

華やかなイタリアラグ

3つ目のポイントは、寝室にラグをコーディネートするということです。

一般的な住居の床はフローリングが使われていることがほとんどですが、高級ホテルの床では基本的にはカーペットが使われています。
そこで、ラグを床に敷くことで、フローリングの床でもホテルのカーペットのような雰囲気を出すことができるというわけです。

寝室の床全体をラグで覆うことが難しい場合は、ベッドの足元側にラグを配置するだけでも十分に高級感を出すことができます。
ほかのアイテムとのコーディネートも考えたうえで、寝室にぴったりの高級感のあるラグを選んでみましょう。

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間接照明を活用する

4つ目のポイントは、間接照明を活用してホテルライクな雰囲気を演出するということです。

一般的な住居では、備え付けの照明は白い光の蛍光灯であることが多いです。
しかし、高級ホテルの様子をイメージしたとき、白い蛍光灯の光ではなくオレンジのゆったりとした間接照明を連想する方が多いのではないでしょうか。

ホテルでは、この間接照明を効果的に活用することで、高級感を感じつつもリラックスできる空間を作り上げています。
そのため、ホテルライクな寝室を作るには、間接照明を取り入れることがとても大切です。
天井の照明、いわゆるシーリングライトの明かりは控え目にして、いくつかの間接照明を部屋のなかで分散させることで、ホテルのような空間を作ることができます。

壁にアートを飾る

5つ目のポイントは、壁にアートを飾ることで非日常的な高級感を演出するということです。

高級ホテルの部屋では、印象的な絵画や写真が飾られていることがよくあります。
壁にアートを飾るだけで部屋全体を華やかな雰囲気にできるため、ご自宅の寝室のコーディネートでもぜひ取り入れたいポイントです。

また、アートを飾るときはポイント①で紹介したようにシンメトリーを意識するとよいでしょう。

複数の枕やクッションを組み合わせる

6つ目のポイントは、いくつかの枕やクッションを組み合わせるということです。

通常、枕は寝る人数と同じ数だけを用意します。
しかし、高級ホテルではシングルベッドであっても、豪華な雰囲気を演出するために枕が2~4個ほど置いてあることがあります。

自宅の寝室をコーディネートする際も、複数の枕やクッションを置くとよりホテルの雰囲気に近づけられるでしょう。

ベッドスローを取り入れる

7つ目のポイントは、ベッドの上に「ベッドスロー」と呼ばれる帯状の布を取り入れるということです。

ベッドスローとは、ホテルのベッドで、足元にあたる部分によく配置されている帯状の布のことをさします。
本来は、靴を履いたまま過ごすという欧米のライフスタイルにおいて、靴に付着した汚れで布団が汚くなってしまうことを防ぐために使われていました。
しかし、日本国内においては豪華な雰囲気を演出することを目的に使われていることもあります。

ご自宅の寝室でも、ベッドスローを取り入れるだけでもホテルの雰囲気に近づけることができるでしょう。

寝具の色は白で統一する

白で統一したイタリア製寝具

 

最後に紹介するポイントは、寝具を白い色で統一するということです。

ホテルで使われているシーツや枕カバー、そして布団カバーは、清潔感のある白で統一されています。
そのため、ご自宅でも寝具の色を白に統一することでホテルのような寝室を作ることができるでしょう。

また、白以外の色の寝具を使いたいという場合は、グレーやベージュ、もしくはモスグリーンや水色などの落ち着いた薄い色を選ぶとホテルの雰囲気に近づけることができます。

寝室のコーディネートにおける高級感のある配色の例

ご自宅の寝室をホテルのような高級感のあるコーディネートに仕上げるには、上記で紹介したポイントのほかにも、配色を意識することも大切です。
色が人間の心理に与える影響は大きいため、部屋全体の配色ひとつで高級感は大きく左右されるといっても過言ではないでしょう。

ここでは、寝室のコーディネートにおすすめの高級感のある配色の例を2つ紹介します。

モダンな雰囲気のあるモノトーンの配色

高級感を感じさせるスタイルのひとつに、モダンスタイルと呼ばれるものがあります。
モダンスタイルとは、都会的で洗練された雰囲気のあるスタイルのことで、シンプルかつ無機質な点が特徴です。

モダンな雰囲気を目指して高級感を出していきたい場合は、白やグレー、黒といったモノトーンの色をメインカラーとして取り入れましょう。
そのうえで、モノトーン以外の色をポイントで組み合わせていくことで、殺風景な部屋とならずにモダンで高級感のあるホテルのような寝室になります。

このとき、使う色の数はメインカラーにプラスして2色程度に絞るとよいでしょう。
色の数が多いと、モダンスタイルの特徴である「シンプル」とはかけ離れてしまいます。

また、モノトーンのなかでも濃いグレーや黒といった比較的暗い色を選ぶことで、より高級感を出すことができます。

リゾートのような解放感を感じさせる爽やかな配色

配色の工夫によっては、寝室をリゾートホテルのようにコーディネートすることも可能です。
リゾートホテルのような寝室では、非日常的な解放感を感じつつもリラックスすることができるでしょう。

このときの配色のポイントは、先ほど紹介したモダンスタイルの配色のコツを押さえつつも、リゾートを連想させる爽やかな色を取り込んでいくということです。
モノトーンをメインカラーに設定し、あまり色は増やしすぎないという点は共通しています。
そのうえで、水色や緑といった爽やかな色をアクセントとして取り入れることで、リゾートのような爽やかな雰囲気を演出できるでしょう。

また、観葉植物を一緒にコーディネートすることで、よりリゾートの雰囲気に近づけることができます。

ホテルのような寝室にぴったりのNATUZZI ITALIA イタリア製ベッド

ホテルのような寝室を作るには、家具選びにもこだわりたいところです。

ここでは、ホテルライクな寝室にぴったりのおすすめのイタリア製ベッドを3つ紹介します。

NATUZZI ITALIA イタリア製ベッド①DIAMANTE

DIAMANTE(ディアマンテ)は、革張りのフレームが印象的なモダンスタイルのベッドです。
美しい革張りのフレームは、滑らかなカーブを描くヘッドボードにシームレスにつながっています。
シンプルでありながらもデザイナーのこだわりが詰まった美しいフォルムが、寝室の魅力を引き立ててくれるでしょう。

イタリア製ベッドDIAMANTEはこちら

NATUZZI ITALIA イタリア製ベッド②PIUMA

PIUMA(ピウマ)は、シンプルでありながらもどこかラグジュアリーな雰囲気を感じさせるデザインが特徴的なベッドです。
無駄のないすっきりとしたデザインですが、輪郭にはフリルの縁取りが施されていることで優雅な雰囲気を演出しています。

イタリア製ベッドPIUMAはこちら

NATUZZI ITALIA イタリア製ベッド③FENICE

FENICE(フェニーチェ)は、柔らかな2つのクッションで構成されたヘッドボードが特徴的なベッドです。
ヘッドボードがクッションで覆われているため、就寝前のひと休みの時間もベッドに寄りかかって快適に過ごすことができるでしょう。

イタリア製ベッドFENICEは  こちら

ホテルのような寝室のコーディネート例2選

最後に、ホテルライクな寝室のおすすめのコーディネート例を2つ紹介します。

ホテルのような寝室コーディネート①モノトーンを主役に据えたモダンスタイル

白とグレーといったモノトーンを主役に据えた、モダンスタイルが印象的なコーディネートです。
クッションやアートで黄色を適切に取り入れることで、殺風景とならずにホテルのような高級感を演出しています。

また、本記事でポイントとして紹介したシンメトリーのレイアウトを取り入れているという点も特徴です。
大きなアートはベッドの中心となる位置に配置し、ベッドの両サイドにそれぞれライトを配置しています。

ホテルのような寝室コーディネート②解放感のあるラグジュアリーなスタイル

ブルーをメインカラーとして取り入れているスタイルです。
全体的に配色が明るい傾向がありますが、ラグジュアリーなデザインのヘッドボードによってホテルのような雰囲気を感じさせるコーディネートとなっています。

また、広いカーペットや、ヘッドボードと同じ色のベッドスローがコーディネートされている点にも注目です。
やはりこちらも、本記事で紹介したポイントが取り入れられており、実際にホテルのような高級感をよく感じさせる寝室に仕上がっていることがわかります。

関連記事>>高級感のある部屋づくりの4つのポイントとレイアウト例
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ホテルの部屋のような寝室コーディネートを

以上、ご自宅の寝室をホテルのような部屋に仕上げるためのコーディネートのポイントを中心に、配色のコツやおすすめのベッド、そしてレイアウト例を紹介してきました。

ホテルのような寝室を作るためには、「実際にホテルの部屋にはどんな特徴があるのか」をよく観察し、一つひとつの要素を取り入れていくことが大切です。
本記事で紹介したポイントを参考に、ぜひご自身の寝室を素敵なお部屋にコーディネートしてみてください。

ナツッジイタリアギャラリー横浜は、日本最大の正規専門ギャラリーとして、ソファを中心に200坪に約24シーンでエレガントな空間を創造しております。

イタリア本社デザイナーがコーディネートを手がけており、本場イタリアの空間に仕上げています。

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記事の監修者

ショップマネージャー

壬生 正和

ショップマネージャー

壬生 正和

2018年2月にNATUZZI ITALIA GALLERY YOKOHAMA立ち上げを経て、ショップマネージャー就任。
年間100名以上のお客様にイタリア家具・インテリアのコーディネート、ご提案を行うコンシェルジュ。

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