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寝心地の良いソファベッドの選び方

公開日:2022.3.30 / 最終更新日:2023.4.11

ソファはリビングでの過ごしやすさを左右する家具なので、デザインはもちろん使用感にもこだわって選びたいところ。
特に、ゆったりとくつろぎたいとお考えの方には、ベッドのように広々とした面で横になれるソファベッドがおすすめです。

そこでこの記事では、寝心地の良いソファベッドの選び方とともに、おすすめの製品も紹介します。
これからソファベッドを使ってみたいとお考えの方はぜひ最後までご覧ください。

ソファベッドとは

使い心地のいいイタリア製ソファベッド

その名のとおり、ベッドとしても使えるソファのことをソファベッドといいます。

一般的なソファは手すりや背もたれがついているため、横になろうとしてもベッドのように体をのばすことはできず、寝心地もあまり良くはありません。
しかし、ソファベッドはソファとしての機能をもちながらも、横になって快適にくつろぐための工夫がされています。
そのため、ソファベッドがあればリビングで「ちょっと横になりたいな」と思ったときもわざわざ寝室のベッドにまで向かう必要はありません。
リビングにいながらベッドのような寝心地の良さを感じることができます。
また、家族以外の方が泊る時もとても便利です。

>>寝心地の良いイタリア製ソファベッド一覧はこちら

種類別・ソファベッドの特徴

一口にソファベッドといっても、ソファからベッドに切り替えるための仕組みにいくつか種類があります。
ここでは、ソファベッドの代表的な4つの種類を紹介します。

折りたたみタイプ

折りたたみタイプのソファベッドは、ソファの座面部分が2つ折りで丸められており、その部分を引き出して、尚且つ座面をリクライニングすることでベッドとして使えます。
普段はベッドを折りたたんでソファとして使っているようなイメージです。

折りたたみタイプは次に紹介するリクライニングタイプよりもコンパクトなので、ソファとして使う際にはあまり場所をとりたくないという方にもおすすめです。

リクライニングタイプ

リクライニングタイプのソファベッドは、リクライニングチェアのように背もたれを倒すだけでベッドとして使えます。
背もたれとして使っている部分もベッドのマット部分になるため、横になれる部分の面積が広いという特徴があります。

収納付きタイプ

リクライニングタイプのソファベッドのなかには、座面部分が収納スペースとして使えるものもあります。
リクライニングタイプのソファベッドは比較的場所をとるため、ソファベッドを置くぶん、ものをしまう場所がなくなってしまうことにお悩みの方にもおすすめです。

スライドタイプ

スライドタイプのソファベッドは、座面の下にちょうど座面と同じぐらいの面積のベッド部分が収納されています。
ベッド部分を引き出すことでソファの座面を延長し、ベッドとして使えるという仕組みです。
リクライニングタイプや折りたたみタイプとは異なり、座面を倒す必要はないため、座面にもたれかかりながら足をのばせるソファとしてくつろぐこともできます。

ソファベッドのメリット・デメリット

ソファベッドは1台でソファとしてもベッドとしても使えるため、とても便利なアイテムです。
しかし、メリットとデメリットが両方あるため、それぞれしっかりと確認したうえで自分に合っているのかどうかを判断しましょう。

ソファベッドのメリット

  • ベッドとソファが1台で済む
  • 限られたスペースを有効活用できる
  • ワンルームの場合、生活感を軽減できる
  • 来客時にベッドとして活用できる
  • リビングでゆったりとくつろぐことができる

ワンルームや1Kの間取りでお住まいの場合は、ベッドとソファ2つの役割のあるソファベッドを1台置くだけで、布団やベッドのためにスペースを確保する必要がなくなります。
また、ワンルームや1Kでベッドを置くと、視界にベッドが入るためどうしても生活感が出てしまいます。
しかしソファベッドであれば、就寝時以外は布団をしまってソファとして使えるため、ベッドを置くことによる生活感が生まれません。

さらに、2K以上の間取りでリビングと寝室を分けている場合でもソファベッドのメリットはあります。
たとえば、知人が泊まりに来たときもソファベッドを使えば寝る場所を提供できます。
また、リビングでくつろいでいて、「寝室に行くほどではないけれど少し楽になりたいな」と思うときもソファベッドがあれば解決できるでしょう。

ソファベッドのデメリット

  • ベッドとして使う場合を想定してスペースを確保する必要がある
  • 通気性が悪い
  • 寝心地を追求したものではない

まず、ソファベッドをベッドとして使う際には、どのようなタイプだとしてもソファとして使うときよりも広いスペースを確保する必要があります。
そのため、ソファの周りにも多くのものを置いていると、ソファベッドを使うたびに周囲のものをどかす手間があるでしょう。

また、人間は寝ているあいだに大量の汗をかきます。
寝具に染みこんだ汗を放置するとカビが発生してしまうため、ベッドであればマットレスだけを取り出して立て掛けておくといったメンテナンスを行うことが一般的です。
しかし、ソファベッドの場合はマットレスだけを取り出すことができず、そもそもの通気性も悪いため、日常的に寝具として使っているとカビが生えてしまう可能性があります。
そのため、やはり日常的にベッドとして使うのではなく、リビングでくつろぎたいときや来客時に一時的に使うという方法がおすすめです。

さらに、ソファベッドは普段はソファとして使っているものを一時的にベッドとして使う都合上、本来のベッドよりも多少寝心地が悪いことがあります。
ただし、本記事で後ほど紹介する「寝心地の良いソファベッドの選び方」を押さえればこのデメリットは回避できる可能性があるため、あわせてぜひご確認ください。

関連記事>>ソファベッドの寝心地が悪いのは本当か?原因と選び方

ソファベッドがおすすめな人

ソファベッドのメリット・デメリットをそれぞれ加味すると、ソファベッドはリビングでたまにはゆったりとくつろぎたいと考えている方におすすめです。
ソファだけでも十分にリラックスできますが、昼寝をしたいときなど、よりリラックスしたいときはソファベッドをベッドとして使うことで心地の良いひとときを過ごせるでしょう。

また、知人が1人でよく泊まりに来る方にもおすすめです。
就寝時にソファベッドを使うことで、寝具を用意する手間なく寝床を提供できます。

寝心地の良いソファベッドの選び方

ソファベッドの選び方

ソファベッドのデメリットの一つとして、「寝心地が悪い」というものがあります。
しかし、すべてのソファベッドの寝心地が悪いというわけではもちろんありません。
ソファベッドを選ぶ際は以下で紹介するポイントを押さえることで、寝心地の良いものに出会えるでしょう。

①床面がフラットになるものを選ぶ

基本的に、ソファベッドはどのタイプでもソファの座面にプラスして床面の面積を増やすことでベッドとして使えるという仕組みになっています。
そのため、もともとのソファの座面と、プラスした部分のあいだに小さな段差やすき間が生まれてしまうというものがほとんどです。
この段差やすき間が身体に当たることで「寝心地が悪い」と感じてしまいます。

しかし、高級家具メーカーなど一部のメーカーではこの課題を解決するため、ベッドの床面がフラットになる仕組みを採用したソファベッドを開発しています。
寝心地にこだわりたい方は、まずは床面がフラットになる仕組みを採用しているものを検討しましょう。

②十分な広さがあるものを選ぶ

リラックスするために買ったソファベッドでも、狭ければ十分にくつろぐことがなかなか難しくなってしまいます。
ソファベッドの醍醐味は、ただソファに横になるよりものびのびと休めることにあるので、十分な広さのあるソファベッドを選びましょう。

関連記事>>ソファの座面の高さと奥行き

③クッションが程良い硬さのものを選ぶ

ソファは柔らかければ柔らかいほどリラックスできるとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、実はそうとも限りません。
なぜなら、あまりにもソファが柔らかすぎると、体が沈んでしまい、沈んだ体を支えるためにかえって全身に力が入るためです。

そのため、ソファベッドで寝心地を重視するのであれば、柔らかすぎず程良い硬さのものを選ぶことをおすすめします。
たとえホームページやカタログで見てデザインに一目惚れしたソファベッドがあったとしても、一度は店舗やショールームに赴いて寝心地を確かめてみましょう。

関連記事>>ソファの張地とクッションの素材

使い心地も重視したい場合のソファベッドの選び方

「せっかくソファベッドを買うのだから、寝心地以外の部分もこだわりたい!」
このようにお考えの方には、さらに2つのポイントを押さえてソファベッドを選ぶことをおすすめします。

①リクライニング機能がついているものを選ぶ

ソファベッドを使うのであれば、座り心地にもこだわりたいですよね。
そんなときには、リクライニング機能がついているソファベッドを選ぶことをおすすめします。
なかには、自動でゆっくりとリクライニングしてくれる、電動リクライニング機能がついたものもあるため、ご自身に合ったものをぜひ探してみてください。

②収納があるものを選ぶ

ソファベッドをベッドとして使う場合、場所をとるため周囲にはあまりモノを置けません。
しかし、収納がついているソファベッドを選べば、ソファベッドの周りに置けないモノもしまえるため、持ち物が多い方には収納つきのソファベッドがおすすめです。

寝心地の良いおすすめのソファベッド2選

最後に、寝心地の良いおすすめのソファベッド2つをそれぞれの特徴とともに紹介します。

DIESIS

DIESIS(ディエシス)は、すっきりとしたデザインと機能性を両立させたソファのシリーズです。
1人掛け~3人掛けまでバリエーションがあるほか、ソファベッドの機能がついたものを選ぶこともできます。
さらに、1シートを電動リクライニング仕様にすることも可能です。
電動リクライニングを取り入れることで、ベッドとしての寝心地はもちろん、ソファとしての座り心地の良さも両立できるアイテムです。

寝心地の良いソファベッドDIESISはこちら

NOTTURNO

NOTTURNO(ノトゥルノ)は、どんな部屋にもマッチするシンプルで美しいデザインが特徴的なソファのシリーズです。
2人掛けタイプと3人掛けタイプがあり、それぞれソファベッドの機能がついているものも選べます。
座面はしっかりとした厚みがあるため、ベッドとして使う際も寝心地の良さを実現しています。

寝心地の良いソファベッドNOTTURNOはこちら

CAPRICCIO

CAPRICCIO(カプリッチョ)は都市空間に最適なソファ。コンパクトな正方形のデザインで、金属製の脚がスタイリッシュさを演出しています。背はさほど高くなくシンプルな見た目なので、どんな部屋のデザインでも邪魔しません。

しっとりした表面の生地は、水と石けんで汚れを落とせてとても便利です。さらに毛がつきにくく頑丈なため、ペットや小さな子供がいても大丈夫。汚れても簡単に対処できるうえ、ひっかき傷などができにくいので綺麗な状態を保てます。

また、シートクッションにはポリウレタン が詰められて おり、時間が経てば経つほど体に馴染み快適になっていくでしょう。へたれを心配する必要はありません。

SOHAY

SOHAY(ソヘイ)は、プーリアの田園地帯が持つ自然でリラックスした雰囲気に触発されて作られたソファベッドです。典型的なソファベッドの形のままで、大きさを最小限に。そのため、快適さを失わずに現代のコンパクトな家にフィットするようになっています。

コロンとした四角がたくさん組み合わさったような外見。可愛らしさとスタイリッシュさを同時に叶えました。

ソヘイのシートクッションにもポリウレタン が詰められて います。経年劣化にも負けず、いつでも快適な座り心地、寝心地が楽しめるでしょう。

背もたれを引き起こしたときに厚みがあるクッションのため、腕をついたり腰かけたりできます。 疲れたらベッドバージョンにして、極上のリラックスタイムを楽しんでください。

寝心地の良いソファベッドにする方法

ソファベッドは限られたスペースを有効活用しながらくつろげるものの、通常のベッドに比べると寝心地がやや劣る場合もあります。
しかし、少しの工夫で寝心地をさらに良くすることも可能です。
ここでは、寝心地の良いソファベッドにする方法を3つ見ていきましょう。

ボックスシーツを活用する

人は寝ている間に大量の汗をかいており、カビを発生させずに清潔に使うためには、定期的なお手入れが必要です。ソファベッドはマットレスだけを取り出せず、やや通気性が悪い場合もあるため、ボックスシーツを使うのがおすすめです。
ボックスシーツとは、ベッドマットレスの上から丸ごと被せられるシーツを指します。
綺麗に装着できる上、ずれにくく、洗う際も簡単に取り外せます。

ベットパッドを活用する

ベッドパッドは敷きパッドとも呼ばれ、四隅にゴムがついたやや厚みのある寝具です。
吸水性に優れるため湿気や寝汗対策になるほか、中材によってクッション性が上がり、寝心地が良くなります。また、ソファベッド本体への体重の負担を軽減するため、へたりの防止になり、長持ちさせる効果もあります。

ソファカバーを活用する

ソファベッドは長時間寝たり座ったりするため、汗や皮脂だけでなく、見た目の汚れも溜まっていきます。来客の際に清潔なソファを保つためにも、ソファカバーを継続的に使用するのがおすすめです。
ソファカバーとはソファベッドの形状にぴったり合わせて、全体を覆い被せられるカバーのことです。使用するシーンを問わず、ずっとつけたままで問題なく、カラーや柄などのデザインも豊富です。
洗濯も可能で、汚れが落ちない場合や模様替えの際には、簡単に違うものに変えられます。

ソファベッドの寝心地が気になるときは店舗で使用感を確かめよう

今回は、寝心地の良いソファベッドの選び方を紹介しました。

多くのソファベッドで寝心地が悪いと感じられてしまう理由の一つは、床面のすき間や段差です。
寝心地を重視するのであれば、このすき間や段差のないものを選ぶことをおすすめします。
また、それだけでなく床面積やクッションの硬さも寝心地に大きく関わる要素です。
そのため、まずは店舗やショールームで寝心地を確認してからお気に入りのソファベッドを選ぶと、使い心地・見た目ともに満足のいくアイテムを買うことができるでしょう。

ナツッジイタリアギャラリー横浜は、日本最大の正規専門ギャラリーとして、ソファを中心に200坪に約24シーンでエレガントな空間を創造しております。
イタリア本社デザイナーがコーディネートを手がけており、本場イタリアの空間に仕上げています。

イタリア家具ならナツッジイタリアにご相談ください。

記事の監修者

ショップマネージャー

壬生 正和

ショップマネージャー

壬生 正和

2018年2月にNATUZZI ITALIA GALLERY YOKOHAMA立ち上げを経て、ショップマネージャー就任。
年間100名以上のお客様にイタリア家具・インテリアのコーディネート、ご提案を行うコンシェルジュ。

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