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ヨーロッパ風なインテリア・部屋にするポイントやレイアウト例

2022.08.09

ヨーロッパレイアウト | NATUZZI ITALIA GALLERY YOKOHAMA

部屋のインテリアを考える際、統一感のある空間にするためにもどのようなお部屋にしていきたいか、全体のスタイル決めてから色やデザインを検討していくことが必要です。

インテリアのテイストは国によってもまた様々です。

ヨーロッパスタイルのインテリアと聞くとみなさんスウェーデンやデンマーク、フィンランドなどの北欧インテリアが思い浮かぶのではないでしょうか?

北欧インテリアは厳しい寒さの時期が長い分、家で過ごす時間が長いためにインテリアに対する意識が高く、北欧ならではのデザインやアイデアがたくさんあります。

みなさん、北欧インテリアにはすでに馴染みもあると思いますので、ここではあえて北欧以外のヨーロッパのインテリアをひも解いてご紹介していきたいと思います。

ヨーロッパスタイルを部屋に取り入れるポイントや、各国ごと特徴、レイアウトの例を紹介します。

ヨーロッパスタイルのインテリアに興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。

ヨーロッパのインテリアスタイルの特徴

ヨーロッパスタイルのインテリアとひと言で言っても、そのスタイルはさまざま。

インテリアスタイルはその国の地域の文化や気候、風土によって異なってきます。

まずは、国ごとにその特徴を見ていきましょう。

イギリス

イギリスには、ものを長く大切に使う文化が根付いています。

家族から引き継いだ思い入れのある古い物や、アンティーク雑貨に関心が高く、住宅そのものも何世代にもわたって住み続けられた築100年のものも多く見られ、伝統を感じさせる新旧入り混じったスタイルが特徴的です。

イギリスのインテリアには、アンティーク家具を用いた宮殿のような重厚なトラディショナルスタイル、シンプルでありつつも古いものを大切にしたこだわりのあるクラシックスタイル、ほっと心が落ち着くような暖かい雰囲気のカントリースタイル、都市部で多く見られるモダンスタイルなどがあります。

特に、ヴィクトリア朝時代から受け継がれるアンティーク家具を取り入れたスタイルは、代表的なイギリススタイルのインテリアです。元々は宮廷で使われていたような豪華な装飾が多かったものの、今では庶民生活にも溶け込みやすいようなシックで上品なデザインが増えています。アンティーク家具との相性が良いため、ボタニカル柄やダマスク柄など、芸術的な柄物の壁紙が多いのも特徴の一つです。

日本でもイギリスから輸入されたアンティーク家具は多くありますので、アンティークショップなどを覗いてみると、イギリススタイルのインテリアの雰囲気が分かると思います。

また、イギリスインテリアの中でも、ウィリアムモリスの樹木や草花、鳥などの自然界をモチーフとした壁紙やリバティプリントの多彩な小花柄のファブリックなどを取り入れたインテリアは日本でもとても人気です。

フランス

フレンチスタイルの基本となるベースカラーのホワイトは、パキっとしたビビットな白ではなく、エクリュやグレイッシュの様なややくすみ系のホワイトがベースとなっているのが特徴の一つ。素朴なカラーにフランスならではのおしゃれ感を兼ね備えます。

スタイルとしては、ナチュラルさや素朴なイメージのフレンチカントリーや、クラシカルテイストと、現代的なデザインを掛けあわせたフレンチモダン、シンプルながらエレガントなプロヴァンススタイル、古びた感じをうまく取り入れ、クラシカルな小物や色遣いのフレンチトラディショナル。

フレンチトラディショナルに分類されるシャビーシックは日本でも人気のテイストです。

シャビーシックとは「使い古した、さびれた」という意味の「シャビー」と、「洗練された」という意味の「シック」が合わさった造語で、古めかしくも品があることを指します。

味わい深い無垢材の家具や壁に、レースのファブリックやドライフラワーなどを組み合わせるなど、全体として上品にまとまったインテリアテイストです。

スペイン

明るくエネルギッシュな地中海に位置するスペインでは、インテリアにも暖かさや開放感が現れています。スパニッシュスタイルは、アイアンの家具やテラコッタ・柄物のカラフルなタイルなどが所々に取り入れられ、アクセントとして際立っているのが特徴です。

カラーリングはホワイトにマスタード・テラコッタ・ブラックの組み合わせが基本のベースカラーとなっています。また、リラックス感が漂うラタンなどの天然素材の家具や、オリーブ・ローズマリーなどの観葉植物も、スパニッシュスタイルを象徴する要素の一つです。

イタリア

イタリアのインテリアには、中世時代のお城などイタリアの大規模な建物に見られるフォーマルなイタリアントラディショナルスタイルと、1970年代に誕生した豪華な装飾ではなく、シンプルかつファッショナブルで洗練されたスタイルがあります。

イタリアモダンの特徴は、白・グレー・黒などのモノトーンの空間に赤・黄・青などのビビッドな単色を用いた、明確なカラーコントラストです。また、プラスチックやアクリルなどの比較的新しい素材を用いた、機能性を重視した家具が好まれます。また、ディスプレイのボリュームは少なく、徹底したシンプルでスタイリッシュなスタイルです。

関連記事>>イタリア家具の特徴や選び方のポイント

ヨーロッパスタイルの部屋にするポイント

前に述べた通り、ヨーロッパのインテリアスタイルは国によって様々です。

スタイルによって、部屋全体のバランスや色彩のポイントを抑えて、好みのスタイルの空間を目指しましょう。

全体のバランス

家具が無理なく配置され、空間全体のバランスが保たれた部屋には、自然と包み込まれるような安心感が漂います。

ヨーロッパでは部屋のレイアウトを考えるとき、家具と余白のバランスが重視されています。

広い部屋でなくても部屋のスペースを埋めることを恐れず、大きな家具を部屋の中心に置いてみたりします。その際、周りの家具や壁との余白を十分に確保することで、圧迫感のないバランスの取れた空間となります。

家具は壁に沿わせておかなくてはならないなどの先入観にとらわれずにレイアウトを考えると、より良い空間が見えてくるかもしれません。

色彩

色彩は部屋のコーディネートの大きな要素の一つで、その空間内で過ごす人に与える印象を左右します。家具や小物がバランスよく配置されていたとしても、色使いの調和が取れていないと、混沌としたまとまりのない部屋になってしまいます。

まずは色の系統を揃えて、部屋全体に統一感を出すことが重要です。

ヨーロッパでの住まいづくりは、色選びから始まると言われます。

面積が最も大きい壁のベースの色を決めたら、カーテンやソファなど大型のインテリアの色のトーンを統一します。土台の色彩がまとまれば、他の家具や小物の色もスムーズに選びやすくなり、オリジナルの空間が出来上がっていきます。

色にはお部屋の印象だけではなく、脳や心の動きにも関わりがあるといわれています。

例えば、仕事や勉強などの作業をする書斎には、集中力を高めるため寒色系を用いたり、身体をリラックスして休めたい寝室には、安心感とストレス解消、睡眠のコントロール効果のあるブルーグリーンを用いたりすることで、優しく柔らかな空間に仕上げます。

ベースの色を揃えて全体に統一感が生まれたら、差し色が際立つようになります。

差し色は似ている色調やグラデーションの他、トリコロールやビコロールなど、コントラストの強い配色であると調和が保たれた空間となります。

ソファやクロス(壁紙)など面積の大きい部分に差し色を用いれば、インパクトの大きいインテリアに、クッションや壁掛けの小物、観葉植物などにさりげなく用いれば、自然にメリハリのあるインテリアになるでしょう。

フォーカルポイント

ヨーロッパスタイルの部屋にするためには、フォーカルポイントを作ることが鍵となります。

フォーカルポイントとは、建築・インテリア業界において、空間の中で無意識に目が行く場所を指します。空間に足を踏み入れた際に自然と目に入り、部屋の印象を左右するような場所のことです。

フォーカルポイントは、インテリアのアクセントとなります。

注目を集めるポイントがあることで、メリハリが生まれて空間を引き締めたり、広く見せたりする効果があります。

また、物が多く生活感のある場所では、視線を惹きつけることですっきりと見せる効果もあります。

フォーカルポイントは空間に入ってすぐ正面の壁やコーナーに設定します。

和室の床の間やリビングの暖炉など、備え付けのフォーカルポイントがある場合は、その周辺をデコレーションします。ない場合は棚の上にディスプレイしたり、アートなどを壁に直接掛けたりする方法があります。

アートや写真・ミラーなどアーティスティックなものから、ハロウィン・クリスマスなど季節感のあるもの、観葉植物や照明などナチュラルなものまで、好みや趣味に合わせて飾るアイテムがフォーカルポイントとなります。また、アクセントウォールやタイル、家具自体をフォーカルポイントとして用いるのも効果的でしょう。

ヨーロッパスタイル風のインテリア・部屋のレイアウト例

最後に、ヨーロッパスタイル風のインテリアや部屋のレイアウト例をご紹介します。

モノトーンで統一されたリビングレイアウト

インテリア全体をモノトーンで揃えた、洗練された印象のリビングです。

中央に置かれた程よい光沢のレザーソファは、スタイリッシュかつミニマルなデザインで、インテリアの主役となっています。また、ソファのピューター色のメタル脚は、センターテーブルやラックともマッチしています。

壁に掛けた3連の写真と大きなアートは、リビングに足を踏み入れた瞬間に自然と目が行くフォーカルポイントとなっています。

グレーのアクセントクロスに淡いグレージュのカーテンを取り入れることで、重すぎず落ち着きのある空間に仕上げています。

パープルのソファが目を引くライブラリースペースのレイアウト

床・壁ともに淡いブラウン~グレージュのグラデーションを用いた空間。

中央に置かれたライラックカラーのソファは、空間に上手く溶け込みながらも、柔らかい雰囲気が空間に漂います。ソファの丸いフォルムは、上品で女性らしい印象も醸し出します。

壁面のウォールシェルフには本や小物をバランスよく配し、部屋全体がすっきりとした印象に。自然光が入る大きな窓から見える鮮やかなグリーンが爽やかな空間を演出しています。

リクライニングソファで癒しのひと時を過ごすリビングレイアウト

リクライニングソファをメインのインテリアアイテム家具として取り入れたリビングです。

滑らかなレザー素材でキルティングが施されたソファは、エレガントかつモダンなデザインが魅力的です。電動モーションソファは上質な座り心地で体を癒すだけでなく、映画鑑賞や読書など趣味時間を楽しむ至福の場所を作り上げます。

全体的にブラウンカラーに統一した空間。ソファ後ろの抜け感のあるパーティションや、ブルーやパープルのカラーガラスを組み合わせたセンターテーブルがフォーカルポイントとなっています。

淡いカラーでまとめた落ち着きのある寝室レイアウト

全体的にベージュやブラウン・グレー・アッシュなど、淡い色合いのアイテムで統一した寝室。大きなサイズのベッドには、光沢のあるベッドリネンを用い、カーブを描く、折り上げ天井と、そのフォルムに沿った間接照明の差し込むあたたかな柔らかい光が高級感のある空間を演出しています。

また、ヘッドボード側のウォールパネルとカーテンを同色グレーにして、すっきりと落ち着きのある印象に。

フォーカルポイントはチェスト上にまとめられたアートや花器。ベッドの足元側にあることで目線が落ち着き、寝室ならではのくつろぎを感じる空間となっています。

ヨーロッパスタイルのインテリアで旅行気分に

いかがでしたでしょうか。

今回はヨーロッパスタイル風の部屋にするポイントや、各国のインテリアの特徴、レイアウトの例をご紹介しました。

ヨーロッパスタイルのインテリアは、全体のバランスと色彩やフォーカルポイントを意識することで比較的簡単に再現できます。各国の特徴を掴み、自分好みのスタイルを見つけてみてください。

ナツッジイタリアギャラリー横浜は、日本最大の正規専門ギャラリーとして、ソファを中心に200坪に約24シーンでエレガントな空間を創造しております。
イタリア本社デザイナーがコーディネートを手がけており、本場イタリアの空間に仕上げています。

イタリア製ソファ・家具にご興味がある方は、ぜひナツッジイタリアギャラリー横浜にお越しください。

 

記事の監修者

ショップマネージャー

壬生 正和

ショップマネージャー

壬生 正和

2018年2月にNATUZZI ITALIA GALLERY YOKOHAMA立ち上げを経て、ショップマネージャー就任。
年間100名以上のお客様にイタリア家具・インテリアのコーディネート、ご提案を行うコンシェルジュ。

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