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電動リクライニングソファの選び方・チェックポイント

「一度使ったら、もう普通のソファには戻れません」

——電動リクライニングソファをお使いのお客様から、繰り返し伺う言葉です。

こんにちは。NATUZZI ITALIA横浜ギャラリーの壬生です。接客歴8年、これまで約2,000組のお客様をご案内してきました。読書・映画・晩酌のあとの一息——ボタンひとつで姿勢を最適化できる快適さは、リビングでの過ごし方そのものを変えます。

一方で、電動リクライニングは「普通のソファ選び+α」の確認事項があり、ここを飛ばすと後悔につながりやすいのも事実です。この記事では、購入前に確認すべき8項目と試座のコツを、現場の実例を交えてお伝えします。


第1章 電動リクライニングソファとは——手動式との違い

リクライニングソファには手動式と電動式があります。

項目 手動式 電動式
操作 レバー・体重移動 ボタン/タッチ操作
角度調整 段階的(数段階) 無段階(好きな角度で止められる)
動作 一気に倒れる ゆっくり静かに動く
価格 比較的安価 機構分のコストが上乗せ
電源 不要 コンセントが必要(配置の制約)

高級モデルの価値は「無段階でぴたりと止まる」ことにあります。

読書に最適な角度、映画に最適な角度、うたた寝に最適な角度は、それぞれ数度単位で違うからです。

電動を選ばれるお客様の決め手として多いのは、次のようなシーンです。

  • ソファに座っているだけでは物足りない、もっとくつろぎたい
  • 一日の疲れをソファで癒したい。足を上げて、より深くリラックスしたい
  • 夜、お酒を飲んだあとに一息つきたい。ソファで少し横になれるのが心地よい

もうひとつ見落とされがちなのが、セパレート(左右で独立して動く)構成の良さです。ご主人がリクライニングを倒してくつろぎ、隣で奥様は倒さずに好きなドラマを観る。そういう過ごし方が同じソファの上で実現できます。誰かがソファを独り占めしてしまう、ということがなくなるんです。


第2章 購入前に確認すべき8項目

① モーターの数——「どこが動くか」が変わる

  • 1モーター:背もたれとフットレストが連動して動く
  • 2モーター以上:背もたれとフットレストを別々に調整可能。ヘッドレスト(頭部)が独立して動くモデルも
  • 3モーション級:フットレスト・ヘッドレストに加えてランバーサポート(腰部)まで独立可動。姿勢に合わせて体の各部位を個別に支えられます

「フットレストは上げたいが背は起こしておきたい」(読書時など)が叶うのは2モーター以上です。テレビ視聴が多い方はヘッドレスト調整の有無も確認しましょう。

② リクライニングの方式——壁からの距離に直結

  • 標準タイプ:背が後ろに倒れる分、壁から離して置く必要がある
  • ゼロウォール(zero wall)系:座面が前にスライドしながら倒れるため、壁付けに近い配置が可能

ここは、多くのお客様が誤解されているポイントです。「リクライニング=後ろに倒れる=壁から大きく離す必要がある」と思われがちですが、NATUZZI ITALIAの電動リクライニングはゼロウォール構造で、後ろではなく前へスライドしながら倒れます。そのため壁との距離は2〜4cm程度あれば設置できます。リクライニングをした際は、ソファの後ろから足元までの長さがおおよそ150~170㎝くらいになります。

③ 静音性——夜のリビングで差が出る

モーターの動作音は、日中のショールームでは気になりにくく、静かな夜のリビングで気になるものです。試座の際は動作音に耳を澄ませてください。ご家族が寝ている横で使う想定なら、なおさら重要です。

④ 搬入——電動は「分割できるか」で難易度が変わる

電動モデルは機構部があるぶん重量があり、搬入が難しいと思われがちです。ただしこれは構造によって大きく変わります。NATUZZI ITALIAの電動リクライニングソファは左右に分割して搬入できるため、玄関や階段の幅に制約があるお住まいでも運び込みやすい設計です。

検討中のモデルが分割搬入に対応しているかどうかは、購入前に必ず確認しておきましょう。

⑤ サイズ——「倒した状態」で測る

電動リクライニングの最大の落とし穴がこれです。カタログの寸法は通常「起こした状態」。フルリクライニング時の全長で設置スペースを考える必要があります。

  • 確認する寸法:通常時の奥行き/リクライニング時の全長/必要な壁とのクリアランス
  • 通路確保の考え方は「ソファのサイズ選び完全ガイド」の記事も参考にしてください

⑥ 張地——可動部と革の相性

リクライニングは張地が伸縮・摺動する機構です。革を選ぶ場合は、可動に耐える適切な革が使われているか、経年でシワがどう出るかを確認しましょう。革のグレードについては、ご来店時にスタッフへお尋ねください。

⑦ 保証とメンテナンス——機構部は「動くもの」

電動機構はモーター・配線を含む「動く仕組み」です。だからこそ保証が重要になります。

  • フレーム・張地・電動機構それぞれの保証期間
  • 故障時の修理体制(出張修理の可否・費用感)
  • NATUZZI ITALIAでは電動機構についても保証をご用意しています。保証期間や対象範囲はご検討中のモデルによって異なりますので、ご来店時にご確認ください

第3章 試座のチェックポイント——「動かして」確かめる

電動モデルの試座は、座るだけでは半分です。必ず動かしてください。

試座チェックリスト

– [ ] フルリクライニングまで倒し、戻るまでの一連の動きを体験する

– [ ] 動作スピードは好みに合うか(ゆっくりすぎる/速すぎると感じないか)

– [ ] 動作音を静かな環境を想像しながら聞く

– [ ] 中間の角度(読書・テレビ・うたた寝)でぴたりと止めてみる

– [ ] 操作ボタンの位置は自然に手が届くか。ご高齢のご家族も直感的に使えるか

– [ ] 倒した状態で立ち上がりやすいか

ぜひ確認していただきたいのは、普通に座った状態の座り心地です。NATUZZI ITALIAの電動モデルは、リクライニング機能が主役ではありません。まず座り心地のいいソファがあって、そこにプラスアルファで機能が付いている——その順番です。倒したときだけでなく、倒さずに座ったときの心地よさを、ぜひ比べてみてください。


第4章 NATUZZI ITALIAの電動リクライニング

当ギャラリーで扱うNATUZZI ITALIAは、デザインと機能の両立を思想とするブランドです。「いかにもリクライニングソファ」ではなく、美しいソファがそのまま動くことを目指した設計が特徴です。

  • 最新モデル:MINDFUL(マインドフル)——リクライニングをはじめとするモーション技術の最新イノベーションを1つに融合した新作(横浜ギャラリー展示あり)→詳しくはこちら

 

  • IAGO(イアゴ)は電動リクライニングタイプは、フットレストも可動し、お好みの位置で調節が可能です。

  • WELLBEは3モーションシステムを搭載し、フットレスト・ヘッドレスト・ランバーサポート(腰部)をそれぞれ個別に調整できます。アームレストも手動で角度を変えられます

  • SNAILは背もたれが電動でスライドし、座面の奥行きを60cm〜100cmの範囲で調節できます(いずれも横浜ギャラリー展示あり)

 

NATUZZI ITALIAは革もウレタンも自社で手がけており、その座り心地は世界中で評価されています。電動モデルであっても、まず「普通に座って心地よいソファ」であることが出発点です。そのうえでリクライニング機能が加わるため、機能のために座り心地を妥協する必要がありません

横浜ギャラリーでは電動モデルを実際に動かしてお試しいただけます。


よくあるご質問(FAQ)

Q. 電動リクライニングソファのデメリットは何ですか?

A. 主に3点です。①コンセントが必要で配置に制約が出る、②機構部があるぶん同デザインの固定式より価格が上がる、③リクライニング時に前方のスペース(目安170cm)が必要。なおNATUZZI ITALIAはゼロウォール構造のため、壁との距離は2〜4cm程度で設置できます。いずれも購入前の確認で回避できます。

Q. 停電のとき、倒れたまま戻らなくなりませんか?

A. モデルによって停電時の対応(手動復帰・バッテリー等)は異なります。ご検討中のモデルについては、ご来店時にスタッフへお尋ねください。

Q. 電動リクライニングは壁から離して置く必要がありますか?

A. NATUZZI ITALIAの電動リクライニングはゼロウォール構造で、前へスライドしながら倒れます。そのため壁との距離は2〜4cm程度で設置可能です。代わりに前方向にフルリクライニング時の余白(目安170cm)をご確認ください。

Q. 電気代はどれくらいかかりますか?

A. リクライニング動作時のみ電力を使うため、日常使用での電気代はごくわずかです(待機電力を含めても月数十円程度が一般的な目安・参考値)。

Q. 掃除や設置で動かせますか?

A. 電動モデルは機構部の重量があるため、一般的なソファより重くなります。頻繁に動かす前提の方は重量と配線の取り回しを確認しましょう。なおNATUZZI ITALIAの電動モデルは左右に分割できる構造のため、搬入時は比較的取り回しやすくなっています。


まとめ|「動かす試座」に来てください

電動リクライニングソファ選びの要点は、①モーター数 ②方式(壁との距離) ③静音性 ④電源 ⑤搬入 ⑥倒した状態のサイズ ⑦張地 ⑧保証の8つ。そして最終判断は、実際に動かしてみないとできません。

NATUZZI ITALIA横浜ギャラリー(横浜ワールドポーターズ4階)では、電動モデルを実際に操作しながら、間取り・コンセント位置に合わせた設置のご相談まで承ります。カタログではわからない「動きの質」を、ぜひ体感してください。

NATUZZI ITALIA 横浜ギャラリー 壬生

SUPERVISED BY

壬生(NATUZZI ITALIA 横浜ギャラリー)

2018年よりNATUZZI ITALIA横浜ギャラリーに在籍。接客歴は8年目を迎え、月平均20組、累計およそ2,000組のお客様のソファ選びを担当し、そのうち約1,000組のご購入をお手伝いしてきた。信条は「気持ちよくお選びいただき、買ったあとに後悔させないこと」。ソファは10年以上使うものだからこそ、ご要望を伺いきり、納得いただけるまでお話しすることを大切にしている。サイズ選びでは、お客様の図面をもとに売り場でメジャーを当て、実際にお部屋へ置いたときの余白を体感していただく提案を徹底。

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